1. |
北回帰線
03:24
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偽りなく暮らすこともままならず
迷ったまま慣れてしまう いつでも
雲行きだけ占うように許すのか
君は夢の階段を重ねる 彗星まで
いつも記憶の糸にもたれては誰かを待つ
熱は散って路地を抜ける風が吹く
乾く声で願いかけた 飽きるまで
思い出す いつかの歌
口ずさんで通りを渡れば
遠ざかる 光を映して
追いかけた夜の中
陽を望んだ時は過ぎて戻らない
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2. |
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遠く離れてるあの人のことを
ふと思い出す 夏の日の午後に
急に降り出した雨が過ぎたら
街へ向かう 理由もなく 微睡みながら
白いダッシュボード
置き去りのテープ
ずっと忘れてた いつかの約束
傾く月へと野良猫が
走り抜ける海岸線
振り返らないで駆けてく
遥か衛星を越え 便りを放つ
果てまで飛ぶ 夜の舟
不意に流れ出すメロディのように
いつか届くのか 過ぎた日の言葉
カーブミラーに浮かぶ未来図は
跳ねた水に濡れて光る 変わらないで
閉じた窓に南風が打ちつけてる
いつもあの場所を探して
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3. |
頭城市の蜃気楼
03:13
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今でも星の踊る路地
季節通り過ぎた別れは
忘れてた言葉まだ遠く瞬く
振り向いて呼ぶけど
冷たく光る灯が照らす高速道路 ずっと眺めて
行き先も越えて届く 星座を伝う航路
色褪せたレコードは古い約束を待つだけ
手をかけてもあなたは返す日々に眠る
溶けないまま 凍る歌が描くように
繰り返す いつでも
真昼の窓に横切るのはいつか見惚れていた面影
旋回する月とグラスに浮かぶ蜃気楼
明るい部屋の中で時をとめて 目覚めるまで
懐かしい気持ちだけ 揺れるたび俯く
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4. |
都のジプシーキャラバン
03:27
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砂漠の月は
風にもたれて遊ぶ娘の守り人
都を渡るロマの祈りは
滅ぶ夜を駆ける
ずっと消えない火よ
遠くへ向かう人の背に新しい
日々を映し出して
古い便りはいつか
時にはぐれた未来を過ごす
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5. |
Metropolis
04:20
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夜はまだ明けてない
旧市街まで続くゲート
このまま走らせて
缶コーラから気が抜ける
地下室に響くリズムから
逃げ着いた君の部屋でも 眠るまでは
夢に見た日々の面影が
瞼の裏に浮かんでは静かに過ぎてく
夜更けに観る古い映画は
遠い日を映す 暖かく
プロムナードには陽が射して
笑い合う声が聞こえる 寒い夏の朝
北風に揺れて消えていく
いつか暗い道を照らす光を灯して
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